迷い猫(1)
- りんか 橘
- 2020年5月18日
- 読了時間: 2分
先日、とある番組で迷い猫の捜索をしているのをみました。
その猫ちゃんは外に出たことがない子で、ご家族もとても心配されていました。
迷い子を捜す専門家に依頼して見つけてもらう、という内容のものだったのですが、その中でわたしが「初めて知ったこと」を共有したいと思います。
もしかしたら、ご存じのかたもみえるかもしれませんが…

まず、外に出たことがない子は、家の近くにいることが多いそうです。
そのほかの特徴などは
・比較的交通量の多い道は渡れない
・川などは越えられない
・ほかの野良猫たちの縄張りからは追い払われて、野良猫のいない所にいる可能性が高い
などだそうです。
その猫ちゃんは、結局家のすぐそばに身を潜めていたらしく、飼い主さんが用意して置いてあげていたエサをこっそり食べに来ていました。
そこで、罠を仕掛けて捕獲する作戦だったのですが、一度目はケージを警戒して中に入らないという様子がカメラに収められていました。
考えた専門家のかたは、慣れ親しんだ飼い主さんの匂いのする毛布でケージを包み、警戒心を解かせてケージの中に誘い込む、ということを実行したのです。
すると…飼い主さんの匂いに安心したのか、ケージの奥に置かれていたエサ食べようと中に入り込んで、その猫ちゃんは捕獲されていました。
飼い主さんに確認をし、間違いなく行方不明になっていた飼い猫だということがわかり、とても喜んでいらっしゃいました。
その番組で取り上げられていた猫ちゃんは寒さに強いタイプで、もしかすると意外に遠くまで行ってしまっているかもしれないと言って、はじめは家の遠くから捜索を開始して徐々に家に近づいていくという捜し方をされていたのですが、わたしが知らなかったのはこの部分でした。
家の近くから捜し始めてしまうと、せっかく近くにいた猫ちゃんが怯えてどんどん離れていってしまう可能性があるらしいのです。
わたしも昔、猫を行方不明でなくしました。
その際、家の近くから遠くに向かって捜してしまっていました。
そのせいで、愛猫はどんどん家から離れていってしまって、見つけられなかったのかもしれないと思うと残念でなりません。
もし、飼い猫が行方不明になってしまったら。
庭先に食べなれたフードを置き、家から離れた場所から捜してあげてください。
自分たちの力では無理だと思ったら、早めに専門家を頼ることを検討してみてください。
諦めないで。
あなたの愛猫は、すぐ近くにいるかもしれません。
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