ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【48】
- りんか 橘
- 2020年5月20日
- 読了時間: 3分
ペット後見互助会ってご存知ですか?
飼えなくなるその日に備え、今、できること。
ペット後見互助会とは、飼い主さんが飼えなくなった時に動物たちを保護し、新しい飼い主や、終生暮らせる施設を探し、動物たちが最期まで幸せに暮らせるようにするための互助会です。
高齢の飼い主さんは、自分が飼えなくなった時に大切なペットはどうなるのか?と心配されているのではないでしょうか?
別居しているご家族や親類にお願いできる場合はいいのですが、そういう「頼る先」がない場合は、最悪、飼い主さんが入院された時に家に取り残されたり、保健所に収容されてしまうこともあります。
万が一飼えなくなってしまう事態に備えて、終生飼育を確保するのがペット後見互助会なのです。
ただ、気になるのは飼育費はどうやって遺すのか?ということではないでしょうか?
ペット飼育には年間20~30万円の費用がかかります。
終生飼育にはその年数分の費用がかかり数百万円にのぼることもあります…これだけの費用を、一気に負担するのは現実的ではありません。
ペット後見互助会では、月々の会費+遺贈を活用すること、互助会という形をとることで、一人ひとりの月々の負担を抑え、支え合いの終生飼育を行うそうです。
ここでご紹介するのは、岐阜県にあるペット後見互助会「とものわ」のシステムです。
何かのお役に立てると嬉しいです^^

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ペット後見互助会とものわ
【流れ】
1:個別相談
ペットの健康状態やしつけの状態、飼い主さんの心配事や希望などの聞き取り、入会を検討するための相談を行います。
2:入会(互助会への参加)
会員は会費を負担。
飼えなくなった会員のペットを保護し譲渡するための費用を、互助会全体で負担し合います。
3:万が一の引き受け
急な入院、ケガ、持病の悪化等で、世話ができなくなった時に、互助会が緊急保護を行います。
4:終生飼育
ペットとの生活が難しくなった場合、互助会が新しい飼い主探しを行うか、もしくは老犬老猫ホーム等で終生飼育します。
【会員サービス】
・ペットの新しい飼い主探し
万が一飼えなくなってしまった場合には、新しい飼い主探しを行います。
・ペットの緊急保護
急な入院時、緊急保護を行います。
退院後、ご自宅までお返しに上がります。
※緊急保護時のホテル費用は別途費用が必要です。
・ペットの終生飼育
新しい飼い主へ譲渡できない場合、老犬老猫ホームや、保護シェルター福祉に配慮し、終生飼育します。
・将来の住居や相続の相談
ペットの将来の保証は、飼い主さんの将来あってこそ。
ご希望の場合は各種専門家をご紹介します。
【運営費用について】
終生飼育には多大な費用がかかります。
互助会システムを運営するために、会員の皆様には、年齢に応じた会費と、遺贈のお約束をお願いしております。
年齢 会費 遺贈
~40歳 3,000円/月
41~60歳 4,000円/月 共に100万円~
61歳~ 5,000円/月
【お問い合わせ】
運営:特定非営利活動法人 人と動物の共生センター
500-8225 岐阜県岐阜市岩地2-4-3
058-214-3442
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もしも、に備えて連絡先を控えておくのも、ペットへの愛ではないでしょうか?
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