ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【47】
- りんか 橘
- 2020年5月20日
- 読了時間: 2分
違いを知っていますか?
先日、ペット産業との対立と対話というセミナーに行ってきました。
その中で出た話の中に、「動物福祉と動物愛護の違いを知らない方が多い」というものがありました。
あなたはこの2つの違い、わかりますか?
まず動物福祉とは?
一般的に人間が動物に対して与える痛みやストレスといった苦痛を最小限に抑えるなどの活動により動物の心理学的幸福を実現する考えのことをいう。
動物福祉という語感から、感情的な"愛護"や介護・医療など含む社会保障を連想する"福祉"と誤解される場合もあるため、日本国内では和訳せずにアニマルウェルフェアと表記されることもある。
※アニマルウェルフェアとは?→ 「動物が生活及び死亡する環境と関連する動物の身体的及び心理的状態をいう」と定義されている。
動物福祉はアニマルセラピーなどの動物を利用した医療や福祉という意味ではない。
動物福祉は日本とは違う思想を持つ西洋で生まれたもので、独特の考えである。
引用:Wikipedia
つまり、簡単にいうと「動物に『できる限り不快な思いをさせない』こと」ということでしょうか。

では動物愛護とは?
一匹一匹の動物たちを一つの同じく生きている生き物として、対等にみる事である。
罪のない動物たちを虐待、遺棄、密猟などから守り、保護する事でもある。
引用:ニコニコ大百科
動物を人間と同一視しようとする理念に基づき、動物を大切にし、愛そうとする精神。
引用:コトバンク
つまり、簡単にいうと「人の命も動物の命も同じ『命』として扱いましょう」ということでしょうか。
愛護を「ちゃんとお世話をしていること(エサを決まった時間にあげる、お散歩に連れて行く、ブラッシングをする、おもちゃで一緒に遊ぶなど)」と勘違いをされている方が意外に多いのだとか。
これは愛護ではなく「可愛がる」ということなのではないでしょうか?
「動物愛護週間」というものがありますが、この動物愛護習慣とは、 「動物を愛し、動物と人間の絆を強めることを目的として定められた記念週間」で、毎年9/20~9/26と定められています。
動物を愛し…絆を深める…多分この辺りの言葉の取り違えから誤解がうまれたのではないかと思います。
正しく認識しましょうね。
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