ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【49】
- りんか 橘
- 2020年5月20日
- 読了時間: 4分
ペットを売らないペットショップ
岡山県にある「ペットライフポッター(Potter)」は、ペットを売らないペットショップです。
え?ペットを売らないのにペットショップって何なの?って思いましたか?
ちょっと考えてみてくださいね。
ペットショップって「何が」売ってますか?生体(犬・猫・うさぎ・フェレットなどの生き物)だけですか?
そう、ポッターは、ペットのグッズやエサなどの販売をするペットショップなのです。
そして、ポッターに動物がいないわけではありません。
ますます「???」ですね(笑)
ポッターにいる動物たちは、保健所に来たワンちゃんです。
今日まで「家族」だったワンちゃん・ネコちゃんを、保健所に連れて行く人たちの中には、その後のその子たちの運命を知らない人もいます。
保健所に収容されたワンちゃんやネコちゃんは、まず、保健所自身と登録されているボランティアや愛護団体が、譲渡会などを通じて新しく「家族」として迎えてくれる人を探すことになります。
でも…健康状態や年齢などが理由で、新しい「家族」が現れなかった場合、彼らを待っているのは殺処分です(ノД`)・゜・。
飼い主が保健所へワンちゃん・ネコちゃんを連れて行くということは、彼らを殺処分寸前まで追い込むことだということを、一人でも多くの方に知っていただきたいです。
ペットライフポッターは、そんな彼らに新しい「家族」を探すショップです。
彼らに、少しでも多く「家族」を見つけてあげられるように、店頭では、保健所犬コーナーを設けてあるそうです。
決して数は多くはないけれど、気軽に出入りできるペットショップの店頭に、保健所から来た犬がいることは、大きな意味を成す、とお考えなのだそうです。
少しでも多くの人に、保健所に「家族」を必要とするワンちゃんやネコちゃんがたくさんいることを知ってもらい、曜日に関わらず気になる子がいれば、何度でも会いに来られる場を提供することが、ペットショップが保健所犬に「家族」を探す、大きな意味なのだという広告を出されています。

ちなみに…写真では見づらいかもしれないので、チラシに書かれていることをそのまま書き出しました。 あなたは、どの蛇口を締めますか? 【保健所にいる犬猫たちとは?】 保健所には、毎日(!)多数の犬猫たちが収容されています。 よく知られているのは、飼い主から見放されて連れてこられた犬猫です。 今日まで「家族」だった彼らを、保健所に連れてくる理由は、「大きすぎる」「吠える」「引っ越すから」という人間だけの都合ばかりです。 それ以外には、野山で生まれた犬猫たちを中心とした、「飼い主不明」の子たちがいますが、彼らも元は捨てられた飼い犬や飼い猫だったということがあります。 ペット産業・飼い主・野外繁殖 ↓↓↓ 殺処分・保護施設での飼育(※1)・家庭への譲渡(※2) ※1 施設での飼育には限界があります。 場合によっては、施設自体が破綻してしまう場合もあります。 ※2 動物愛護センター 譲渡型猫カフェ ボランティア団体など 安易な譲渡は飼育放棄の繰り返しを起こしかねないという理由から、一般家庭への譲渡に慎重にならざるを得ません。 もしもあなたが、彼らの立場だったら?どう感じますか? 「働けないから」「役に立たないから」「文句を言うから」と、人間を捨てる保健所のような場所がもしあったら…そこにあなたが収容されることになったら…信じていた家族に裏切られたと、悲しくなりませんか?怒りがこみあげてきませんか? それと同じことなのです。 人間と同じ言葉は話せなくても、動物たちは全身でいろいろな情報を得ています。 「見捨てられた」ということは感覚でわかるのです。 それがどれだけ悲しく腹立たしいことか…あなたならわかりますよね? 勝手な理由で、ワンちゃんやネコちゃんを保健所に連れて行ったりしないでください。 家族として迎えたのなら、何があっても最期まで側にいてあげてください。 お願いします<(_ _)> #動物 #ペット #ペットライフポッター #保健所 #ペットショップ #生体販売 #ワンちゃん #ネコちゃん #愛護団体 #ボランティア #猫カフェ #譲渡 #命 #殺処分 #岡山県
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