待って!その食べ物は猫が食べても安全なものですか?
- りんか 橘
- 2020年5月18日
- 読了時間: 4分
あなは、猫が食べると危険な食べ物を知っていますか?
摂取したものによっては死に至る危険なものもあります。
「ついうっかり」ということのないように、しっかりとチェックしてくださいね。

猫に与えると危険な食べ物
玉ねぎ、ニラ、ネギ、ニンニク
ネギ類を取りすぎてしまった場合、アリルプロピルジスルフィドという物質が、赤血球を壊してしまうことによって、貧血・食欲不振・呼吸困難・血尿・嘔吐などの症状を引き起こします。
調理しても毒性は消えません!
玉ねぎの毒性は、調理(加熱)しても無くなることはありません。
また乾燥・粉末(オニオンパウダー)などに加工しても、毒性はなくならないのです。
匂いがする場合は、嫌がって食べることはないと思いますが、手作りのおやつやご飯をあげている飼い主さんは気をつけてあげてくださいね。
赤血球を破壊する食べ物(危険です!)
「アリルプロピルジスルフィド」という物質は、赤血球を破壊します。
カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、カブ、からし(マスタード)、クレソン、ワサビなどは注意したほうがいいでしょう。
アボガド
嘔吐や下痢、呼吸困難などの症状を引き起こすと言われています。
チョコレート
摂取後1~2時間で落ち着きが無くなり、興奮状態になります。
おもらしをすることもあります。
摂取後2~4時間で嘔吐や下痢、呼吸の乱れが起こり、発熱する場合もあります。
重度の場合は、全身性の痙攣発作が生じて、死に至ることもありますので、大変危険です。
猫には甘みを感じる味覚がないので、猫の方から好んでチョコレートを食べることはあまりないと言われてはいますが、「何だろう?」と舐めてしまうことも十分に考えられます。
くれぐれも猫の手が届くところにチョコレートを放置したりしないようにしましょう。
アワビ
アワビの肝に含まれる「ピロフェオホルバイド」という成分が「光線過敏症」を引き起こす場合があります。
普通の猫では何でもないような太陽の光で、皮膚炎を起こしてしまうのです。
特に猫の耳は毛や色素が薄いため日光に反応しやすく、腫れやかゆみなどの症状を引き起こします。
悪化すると、耳の外側が壊死して取れてしまうこともあるのです。
食べ過ぎると危険な食べ物
ほんの少し口にしただけでは問題のない食材でも、ず~っと摂取し続けることによって病気を引き起こすような食べ物もあります。
生のイカ
特に生のイカの内蔵は要注意です。
しっかりと加熱したイカであれば問題ありませんが、イカは消化が悪い食材です。
どちらにせよ与えすぎないように注意しましょう。
サバやイワシなどの青魚、マグロ
サバやイワシなどの青魚やマグロを大量に長期間食べてしまうと、皮下脂肪や内臓脂肪に炎症が起こり、発熱や強い痛みを引き起こす病気になってしまいます。
大量のレバー
レバーをずっと大量に食べ続けると、レバーに豊富に含まれるビタミンAが原因の「ビタミンA過剰症」を引き起こしてしまいます。
骨の変形といった症状が出ることもありますので、あげすぎには気をつけてください。
注意が必要な食べ物
牛乳
これは、知らずにわたしもしてしまったのですが、子猫に牛乳だけを与えていては栄養不足になるのです。
猫が牛乳を飲むと、乳糖を消化しきれず下痢をすることもあります。
猫にミルクを与える場合は、必ず猫用のミルクを選びましょう。
飼い主さんのおすそわけ
食事中、猫にかわいい顔でおねだりされると、ついついあげてしまう飼い主さんも多いですよね。
「食べてはいけない食材をあげなければ大丈夫」なんて思っている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
猫はそもそも肉食の生き物で、人間とは必要な栄養素が違います。
なので、人間の食べ物を安易にたくさん与えてしまうと、栄養バランスが崩れる可能性があります。
犬が摂取すると危険な食べ物は猫にとっても危険
人間にとって安全な食べ物のうち、犬が摂取すると危険な食べ物の中で、猫ちゃんへの影響がどの程度あるのかが未知数な食べ物は、実はたくさんあるのです。
犬が食べて危険なものは、猫にも与えない方が無難でしょう。
*ナッツ
*ぶどう/レーズン
*キシリトール
*アルコール
など。

もしも猫が食べてはいけないものを食べてしまったら? 対処法は犬と同じです。 前々回の記事をご覧下さい。 基本的に、犬でも猫でも「人間の食べ物」は食べさせない方が無難です。 おやつもご飯も、ペットショップで年齢や体形などに適したものを選んで与えてあげることをオススメします。
ちなみに、わたしが今までに飼ってきた愛猫も愛犬も、人の食べ物には一切興味を示さない子でした。 それは、わたしが最初から与えなかったからです。 何でも最初が肝心です。 可愛い愛猫・愛犬のために、食べ物には細心の注意を払ってあげてください。 #猫 #ねこ #ネコ #食べ物 #エサ #えさ #ご飯 #ごはん #おやつ #危険 #動物病院 #注意 #毒 #対処法
Comments