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ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【44】

猫の飼い主さんへ

「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準『第5 猫の飼養及び保管に関する基準』」に、猫の室内飼育に努めることが明記されていることをご存知ですか?

屋外には危険がいっぱいです!

飼い猫を外に出している飼い主さんは、可愛いわが子同然のペットを下記の危険にさらしていることを忘れてはいけません。

飼い猫がこれらの危険に遭遇した場合には、命を落としてしまうかもしれません…

1:感染症

・猫エイズ(※1)

・猫白血病ウイルス感染症(※2)

・猫伝染性腹膜炎(※3)など

2:交通事故(Road kill)

・車との衝突

・車の隙間に入り込む(ボンネット頭の中、車の下等)など

3:迷子

・予期せぬ事態(大きな音等)でパニックになる

・病気やケガで動けなくなる

・繁殖相手を探し放浪する

4:予期せぬ繁殖

・望まない子猫が産まれる

5:近所からの苦情

・フン、尿被害

・ごみを荒らす

・鳴き声

・花壇が荒らされる

・爪で車が傷つけられるなど

6:ケンカ

・縄張り争い

・メスをめぐる争いなど


※1:猫エイズ

猫免疫不全ウイルス感染症のこと。

感染した猫の唾液を介して感染します。

【症状・経過】

感染後潜伏期間は4~6週間

→発熱や白血球減少が持続的にみられることがある

→多くの猫は外見上は元気で異常がないように見えますが、全身のリンパ節の腫れが数ヶ月~1年近く続きます(急性期)

→まったく症状がみられない期間が数ヶ月~数年続きます(無症状キャリア期)

→慢性的な症状がみられるようになり体重が減少していきます

免疫力の低下によりさまざまな病気が起こります。

もっともよくみられるのが口内炎で、歯茎の腫れや出血、口臭、よだれなどがみられ痛みによって食事がとれなくなることもしばしばあります。

また、慢性の下痢や発熱、鼻炎、結膜炎などを起こすこともあります。

→病状がますます悪化します(エイズ期)

日和見感染( 正常の宿主に対しては病原性を発揮しない病原体が、宿主の抵抗力が弱っている時に病原性を発揮しておこる感染症 )や悪性腫瘍が発生し、極度に痩せ細り、急速に衰弱して死に至ります

※2:猫白血病ウイルス感染症

感染した猫の唾液を介して感染します。

【症状・経過】

感染後2~6週間目に全身のリンパ節の腫れと発熱が起こる

・一過性の感染で終わる→一般に、この時期の症状が軽いか無症状の場合

・持続性感染になりやすい→症状が重度の場合

〈ウイルスが直接的に関与して発症する疾患〉

造血器腫瘍(リンパ腫・急性リンパ性および骨髄性白血病・骨髄異形成症候群)、再生不良性貧血、流産、脳神経疾患などがあります。

〈ウイルス感染が引き起こす免疫不全や免疫異常に関連して二次的に発症する疾患〉

免疫異常に関連するもの→免疫介在性疾患、糸球体腎炎などがあります。

免疫不全に関連するもの→トキソプラズマ症、口内炎、気道感染症などがあります。

*豆マメ

猫白血病ウイルスに感染して発病した猫の性別は、オスが全症例の60~70%を占める。

不妊去勢手術を受けている猫の発症率は、手術を受けていない猫に比べて明らかに低い。

予後は疾患により異なりますが、ある調査では発症後

3ヶ月の生存率は60%

1年生存率は50%

2年生存率は35%

3年生存率は12%

とされています。

※3:猫伝染性腹膜炎

フン尿や口腔( 口からのどまでの間の口の中の空間 )および鼻腔( 鼻の穴から奥にはいった、真中に仕切りのある広い所 )分泌物中に排泄され、ほかの猫に経口的※あるいは経鼻的※に感染します。

※ 口や鼻から体内に入ること

【症状・経過】

発熱や食欲不振、嘔吐がみられます(感染初期)

→下痢や体重の減少

→腹膜炎

予後は悪く多くは死亡します

室内飼いであれば、これらの危険からは守ることができます。

注意:室内飼いでも、突然の災害や脱走に備えて日頃から「迷子札」や「マイクロチップ」

   等の身元表示(所有明示)をしておくことは必要です。

   もちろん不妊去勢手術もしておきましょう。


室内飼いでは運動不足やストレスが気がかりですか? 猫は、上下運動やおもちゃで遊ぶことで十分に運動することができますし、飼い主さんとのコミュニケーションや遊びがストレス解消のためには効果的です。 繁殖にかかるストレスは不妊去勢手術でなくすことができます。 猫に快適な室内環境 キャットタワーや家具、段ボールなどで上下運動できる場所を作ってあげましょう。 高い所や狭い所に快適で安心できる隠れ場所を作ってあげましょう(キャリーバッグを隠れ場所にしておくと、通院時や災害時の避難にも役立ちます。安全な場所に置きましょう)。 猫は安全なところから外を眺めたり、動くものを見るのが好きです。 外が見える場所を確保してあげましょう。 一人遊びをしたり、飼い主さんと遊んでストレスの解消ができるように、安全なおもちゃを複数個用意してあげましょう。 猫のトイレは、猫の数+1個が理想です。 毎日きれいに掃除してあげましょう。 注意:ひもやおもちゃで遊んでいるうちに飲み込んでしまったり、電気コードをかじったり、有毒な観葉植物を食べてしまう…ということのないように、十分に気を配ってあげてください。 いかがでしたか? 外に出すことのデメリットと、室内飼いのメリットはわかっていただけたでしょうか? 「うちの子は既に外に出ることが習慣になっているから…」という場合も、少し時間はかかりますが ・室内の環境を快適にする ・外に出さないことを徹底する ということをすれば、ほとんどの子は慣れます。 愛猫を本気で守りたいと思うのであれば、飼い主さんが頑張ってあげることが大切ですね。 #動物 #ペット #猫 #室内飼育 #屋外には危険がいっぱい #病気 #猫エイズ #猫白血病ウイルス感染症 #猫伝染性腹膜炎 #交通事故 #迷子 #繁殖 #苦情 #フン尿被害 #ケンカ #猫免疫不全ウイルス感染症 #ウイルス #運動不足 #ストレス #上下運動 #隠れ場所 #おもちゃ

 
 
 

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