ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【42】
- りんか 橘
- 2020年5月20日
- 読了時間: 3分
ペットが高齢になっても
人間の年齢に換算した、犬・猫の年齢の目安を知っていますか?
ペットは人と比べて早いスピードで歳を取ります。
高齢になるにつれ当然、視力や聴力、嗅覚などの感覚、運動機能や消化機能、体温調整機能が衰えてきます。
栄養や飼養環境に気を配り、高齢のペットの状態に合わせて対応してあげましょう。
歳をとると、様々な病気や症状が出ます。
もちろん介護が必要になることもあります。
その介護は長期に及ぶこともあり、家族の協力は欠かせません。
ここで、1歳~17歳までの犬・猫の人間の年齢に換算した目安を見てみましょう。
犬・猫の年齢 人間の年齢に換算した年齢
大型犬 小・中型犬・猫
1歳 12歳 15歳
2歳 19歳 24歳
3歳 26歳 28歳
4歳 33歳 32歳
5歳 40歳 36歳
6歳 47歳 40歳
7歳 54歳 44歳
8歳 61歳 48歳
9歳 68歳 52歳
10歳 75歳 56歳
11歳 82歳 60歳
12歳 89歳 64歳
13歳 96歳 68歳
14歳 103歳 72歳
15歳 110歳 76歳
16歳 117歳 80歳
17歳 124歳 84歳
品種や飼育環境等によっても違いますが、大型犬は1年ごとに人間での7年分、小型犬・中型犬・猫は2歳までは急激に歳をとりますがその後は1年ごとに人間での4年分の歳をとります。
大型犬は比較的短命といえるでしょう。
高齢になるとなりやすい病気の例は、犬は認知症、猫は慢性腎不全が多いようです。
犬の認知症の症状:異常な食欲、異常な吠え声、徘徊、ぐるぐる回る、排泄の失敗など
必要な介護:歩行・排泄(おむつ)・給餌の介助、投薬など
猫の慢性腎不全の症状:多飲多尿、食欲不振、脱水、毛がパサつく、口内炎など
必要な介護:ストレスのない生活、新鮮な水、療法食、投薬、輸液など

ペットの老いと向き合う
老いた時こそ、ペットの性格や好みを知り尽くした愛情深い飼い主との時間が、ペットにとっても大切な心の安らぎとなるでしょう。
そして、ペットの最期を看取るのは、飼い主の義務であり、ペットを長生きさせたことの努力の証とも言えるでしょう。
また、老いたペットの苦痛があまりにも激しく、回復の見込みがまったくない時は…悲しいことですが、かかりつけの獣医師に相談して安らかに眠らせてあげるのも、愛情ある選択肢の一つではないでしょうか?
ペットの最期を看取るのは、つらく悲しいことです…
大切なペットを失い心にあいた穴も、1つの命と向き合い努力してきた証といえるでしょう。
老いてからも愛情を一杯もらい、大好きな人に看取ってもらえたら、ペットにとってこれほど幸せなことはないと思います。
まさに「飼い主の勲章」と言えるのではないでしょうか?
笑顔で「よく頑張った、お疲れ様。そして今までありがとう」と言ってあげてください。
あなたの愛したペットは、虹の橋のたもとでその声を聴いて喜ぶに違いありません。
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