ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【35】
- りんか 橘
- 2020年5月20日
- 読了時間: 4分
猫の歴史
世界におけるネコの歴史
新石器時代、中近東地域から農耕が広まり始め、穀物が保管されるようになるにつれて、ネズミが爆発的に増加したために、穀物庫の番人役としてネコが村の中で重宝されるようになったといわれています。
ネズミとネコというと、つい「トムとジェリー」を連想してしまいます^^;
現在知られている世界最古のものとしては、キプロス島のシロウロカンボス遺跡(英語版)にて約9,500年前(考古学でいう紀元前8千年紀中盤、地質学でいう完新世初期〈プレボリエール期〉)のお墓から人骨とともに埋葬遺体として発見された1匹のネコの骨で、新石器時代もしくは石器時代後期から人類がすでにネコをペットとして手なずけていたことを示唆しています。
犬よりずいぶん後になってからなのですね。
このネコの骨は人骨が埋葬されていた場所からおよそ40cm離れた場所に埋葬されていましたが、遺体の保存状況、位置関係などから、高位の人物が飼い猫を一緒に埋葬したものと考えられています。
発掘されたネコが年齢およそ8ヶ月だということから、その人物が死亡した際、一緒に殺されて埋められたとも推測できます…まだ子猫なのに(´;ω;`)ウゥゥ
さらには、キプロスの同遺跡においてネコが何らかの宗教的重要性を持つ存在であった可能性も示唆されています。
遺体からは屠殺された形跡が見られないため、埋められていたネコはおそらく人間と同様に扱われていたと考えられるそうです。
ただし、同時代の同地域の遺跡からは、人間がネコ科の動物を食用(;゚Д゚)にしていた跡も発見されているといいます。
古代エジプトでは、ネコがライオンの代わりとして崇拝されていたし、バステト女神として神格化もされていました。
中世ヨーロッパでもネコは麦穂の精霊と同一視され、中国でも、獣辺に苗と書くように、稲穂の精霊とされていたそうです。
イスラム教を信仰する社会や国々では、預言者ムハンマドに愛されていた動物として、好意的に受け入れられてきています。

日本におけるネコの歴史
考古学的には日本列島においてネコが初めて現れるのは、長崎県壱岐市勝本町の弥生時代の遺跡「カラカミ遺跡」より出土された、紀元前1世紀の大腿骨など12点の資料とされています。
え?じゃあ日本での歴史はまだ3,000年もないってこと!?
(当時の壱岐にヤマネコがいた形跡がないことや現在のイエネコの骨格と酷似しているため断定された)
「ネコ」は眠りを好むことから「寝子」、また虎に似ていることから「如虎(にょこ)」が語源という解釈もあります。
猫は、蓄えられた穀物や織物用の蚕を喰うネズミを駆除する益獣として古代から世界中の農家に親しまれていたとおぼしく、ヘビ、オオカミ、キツネなどとともに、豊穣や富のシンボルとして扱われてきました。
招き猫は富のシンボルですものね^^
ただ、古代にネコが日本に定着していたという物証は乏しく、『古事記』や『日本書紀』などにもネコの記述は無く、文献に登場するのは、『日本霊異記』に、705年(慶雲2年)に豊前国(福岡県東部)の膳臣広国(かしわでのおみ ひろくに)が、死後、ネコに転生し、息子に飼われたとあるのが最初であるとされています。
Wikipediaより引用
猫の歴史が犬に比べてずいぶん浅いことに驚きました。
猫の性格は、犬のように「従順」ではないということも、もしかしたら関係しているかもしれませんね。
わたしはツンデレな猫も大好きですけど(⋈◍>◡<◍)。✧♡
あなたはどう思いますか?
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