ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【32】
- りんか 橘
- 2020年5月20日
- 読了時間: 4分
ネズミいろいろ豆知識
ちょっとブレイクタイム♪
今日は、難しいお話しや堅苦しいお話しから離れて、単純に「へぇ~そうなんだぁ」と思えるお話しをしようと思います。
「生まれたときからせつない動物図鑑」というダイヤモンド社から出版されている書籍をご存じですか?
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著者:ブルック・バーカー氏
監訳:丸山貴史
訳:服部京子
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こちらの書籍の中に出てくる「ネズミ」の豆知識をお届けします。
1:ハダカデバネズミ (寿命10年・体長12センチ)
【地位が低いと踏んずけられる!?】
ハダカデバネズミは、厳しい階級社会の中で生きています。
唯一子どもを産むことができる「女王ネズミ」を頂点として、さまざまな階級があるので、兄弟同士でも出世競争なるものがあるのです。
※敵と戦う兵隊ネズミ・トンネルを掘る穴掘りネズミなどがいます。
かれらの巣は土の中でいくつもの部屋に分かれていて、各部屋をつないでいるトンネルはネズミ一匹がやっと通れるくらいの狭いもの。
ということは…もしトンネルの途中でネズミ同士がバッタリ出会ってしまったら?
ここで階級の登場です。(階級は絶対です)
階級が下のものは床に腹ばいになって道を譲り、上のものは躊躇なくその上を歩きます。
すれ違うのではないのですね!
そんなハダカデバネズミですが、成長と共に大切な仕事を任されるようになり、階級もどんどん上がっていくそうなのでご安心を。
一生踏んずけられっぱなしで終わるわけではありません。
ちょっと「アリ」を連想しませんか?
2:ハタネズミ (寿命6ヶ月・体長11センチ)
【産まれて2ヶ月でおじいちゃん・おばあちゃん!?】
ハタネズミの寿命は約6ヶ月です。(長生きさんでも1年くらい)
産まれて10日で目が開き、3週間目には子どもを作り始めます。
出産は、3月から10月にかけての数回で、1回につき、だいたい3匹の赤ちゃんを産みます。
※ほとんどは秋に死んでしまうそうで、生き残ったものだけが春に出産するのだそうです。
産まれてから3週間目には子づくりを始めて出産、ということは…産まれて約2ヶ月後には自分の子どもに子どもができる、ということで「産まれて2ヶ月でおじいちゃん・おばあちゃん」というわけですね。

3ドブネズミ (寿命2年・体長23センチ) 【ヒィィィ!2匹のドブネズミは1年半で日本の人口くらいまで増える!?(;゚Д゚)】 メスのドブネズミは、1年に7回妊娠し、そのたびに8匹ほどの赤ちゃんを産みます。 そして、産まれた赤ちゃんの半分くらいは、4ヶ月も経てば赤ちゃんを産み始めます… 計算してみましょう。 1組のドブネズミの夫婦が1回の出産で8匹の赤ちゃんを産みます。 2(夫婦)+8(赤ちゃん)=10匹 (産まれた赤ちゃんが、オス:メス=1:1だった場合) 次の出産時には5匹が8匹ずつ産みます。 10(元の数)+40(赤ちゃん)=50匹 ↓↓↓ つまり、元の数(夫婦)2匹の5×5倍 12回目の出産時には… 2×(5×5×5×5×5×5×5×5×5×5×5×5)=488,281,250匹 というわけで、1年半ちょっとでネズミの数は1億匹をこえてしまうのですΣ(゚д゚lll)ガーン まあ、猫やヘビやフクロウなど、敵も多いので、実際にはこんなに増えないのですけれど。 4:ヨーロッパジネズミ (寿命1.5年・体長7.5センチ) 【へッ…ヘビですか!?】 ジネズミの赤ちゃんは、危険でいっぱいの巣の外で迷子にならないように、絶対にはぐれない方法を編み出しました。 それは、お母さんネズミを先頭に、一列に並んで前のネズミのお尻に噛みついて、電車のごとく連結するのです。 これは「キャラバン(隊列)行動」と呼ばれ、繋がったままくねくね動くので、遠くからだとヘビっぽく見えるのです。 このキャラバン行動をとるのは、生後2~3週間のひとり立ち間近の若者のみなのだそうです。 いかがでしたか? この書籍、初版は2018年7月ですが、大人気らしいです^^ また豆知識として書かせていただく動物もあるかもしれませんが、気になるかたは購入されるのもいいかもしれませんね。 Amazonリンク「生まれたときからせつない動物図鑑」 #生まれたときからせつない動物図鑑 #書籍 #動物 #ネズミ #豆知識 #マメ #ブルック・バーカー #丸山貴史 #服部京子
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