ペットロスケア🐾セラピスト橘りんかの豆知識【23】
- りんか 橘
- 2020年5月20日
- 読了時間: 3分
さくらねこ活動
「殺処分ゼロを目指そう」を合言葉にした活動、さくらねこ活動。
最近ニュースなどでもよく取り上げられるようになってきたため、さくらねこをご存じの方も多いと思います。
そんな「さくらねこ」の無料不妊手術事業について知っていただきたいと思います。
野良ネコちゃんを無料で不妊手術してもらうには、チケットの申請が必要です。行政が実施するか、団体で実施するのか、個人で実施するのかによって、期間や枚数の上限、支援内容などに違いがあるのでまとめてみました。
行政枠
【応募期間】年中受付
【応募方法】マイページサイトから登録後、フォームにて申請
【応募資格】 1、地方公共団体
2、地方公共団体が運営している施設(公園等)の管理を委託されている方
【応募枚数の上限】上限なし
【 支援内容】不妊手術・ワクチン・ノミ除け薬
団体枠
【応募期間】毎月1〜5日
【応募方法】マイページサイトから登録後、フォームにて申請
【応募資格】公益財団法人、公益社団法人、NPO法人、認定NPO法人、
一般財団法人、一般社団法人、その他
【応募枚数の上限】30枚まで
【支援内容】不妊手術
一般枠
【応募期間】毎月1〜5日
【応募方法】マイページサイトから登録後、フォームにて申請
【応募資格】行政枠・団体枠にあてはまらない場合は(法人格を持たない任意団体も)
すべて個人名でのご登録になります
【応募枚数の上限】10枚まで
【支援内容】不妊手術
各都道府県の登録行政、登録団体の場所や「登録→申請→実施→報告」の流れなど、詳しく知りたい方はこちらの「公益財団法人どうぶつ基金」ホームページをご覧ください。
ちなみに…さくらねこをご存じない方のために簡単に説明すると、さくらねこというのは「耳先を桜の花びらの形にカットした猫のこと」です。
さくら耳は、不妊手術済のしるしなのです。

「せっかく自由に生きている野良ネコちゃんを捕まえて、勝手に手術して耳まで切っちゃうなんて残酷!許せない!」
そう思われる方も中にはいらっしゃるでしょう。
でも、夜中のさかり声や糞尿のニオイなどへの苦情が各地で出ているのです。
そんな苦情を受けると、保健所も知らんぷりはできません。
捕獲して、殺処分にするしかないのです。
手術して耳をカットして、元の場所に戻してあげる、そうすれば万が一保健所に捕獲されてしまったとしても殺処分はされなくて済むのです。
どちらが残酷ですか?
昔に比べると、随分数は減ったとはいえ、今でも全国で「年間5万頭」ものネコちゃんたちが尊い命を人間の手によって奪われているのです。
その方が残酷だと思いませんか?
無料不妊手術は全国約100件の協力病院で受けることができます。
(なぜか日本海側には少ないのですが…)
これも先ほどのホームページで見られるので、お近くにないかどうか見てみてください。
そして、さくらねこちゃんではないネコちゃんを保護したら、無料チケットを申請して手術を受けさせてあげて欲しいのです。
※ただし、野良ネコちゃんは簡単には捕まえられません。
決して無理に捕まえようとしないでください。
噛まれたり引っ掻かれたりしたら化膿します!
自分には捕まえられ志うにないな…と思った場合は、無理をせず協力団体へ連絡を入れてあげてください。
TNRで小さな命を守りましょう♡
※TNRとは
T(トラップ)捕獲して
N(ニューター)不妊手術をしてさくら耳カット
R(リターン)元の場所に戻す
の略です。
Comments