ペットロスとペットロス症候群の違いを知っていますか?
- りんか 橘
- 2020年5月18日
- 読了時間: 2分
この二つの言葉、同じだと思っている人がほとんどだと思います。(実はわたしも学ぶ前には同じだと思っていました)
でもこの二つ、同じではないのです。
今回はその違いについてのお話しをお届けしたいと思います。

ペットロス
【「ペットを亡くした」という飼い主の体験自体やそれによる悲しみのこと】
を言います。
*ペットロスは全く珍しいことではなく、ペットを亡くした飼い主であればだれでも経験する出来事なのです。
《PEDGEホームページより抜粋》https://pedge.jp/reports/petloss/
ペットロスは、ペットを失って悲しんだり嘆いたりする状態の悲嘆作用のことで「病気」とは違います。
悲嘆の程度には個人差がありますが、一人ではつらすぎる…どんどん悲しみが深くなっていく気がする…などと感じられた場合は、重症化する前に専門家(カウンセラー・セラピストなど)のカウンセリングを受けることをオススメします。

ペットロス症候群
【ペットとの別れなどというストレスが契機となって発症した精神疾患】
(症候群≒病気≒疾患)を言い、精神症状に付随して身体症状を伴う場合も少なくない。
*健康を害するほどに悲嘆に暮れる状態は健全とは言えず、投薬を中心にして、必要に応じてカウンセリング等を併用する治療を必要とする場合もある。
*日本医師会では、1ヶ月以上悲しみが癒えずに不調が続いている場合受診を勧めている。
(心療内科や精神科など専門医の受診も勧められる)
*臨床心理士などによる心理療法の分野では、喪失体験からの回復過程を援助するためのプログラム(グリーフセラピー)を行う心理療法家が存在する。
《Wikipediaより抜粋》
ペットを失ったショックによって心身のバランスを大きく崩してしまって、通常の日常生活を送ることが困難になるくらいの症状が出た場合、治療が必要な「病気」とみなされます。
それがペットロス症候群です。
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いかがでしたか?
ペットロスは病気ではなく、ペットロス症候群は病気です。
専門の知識のないかたにはどちらなのか?の判断は難しいと思います。
「なんだかおかしい気がする…」
と思われた場合は、すぐに専門家(カウンセラー・セラピストなど)に相談しましょう。
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