犬の十戒
- りんか 橘
- 2020年5月18日
- 読了時間: 2分
作者不詳のまま広く世界に伝わっている英文の詩で、日本では「犬の十戒」として知られていますが、実際には原典があって、ノルウェーのMrit Teigenというブリーダーが犬の買い手に渡している「犬からご主人への11のお願い」が元なのだそうです。
ペットとして飼われることとなった犬と人間との望ましい関係を、犬が人間に語りかけるという形式で訴える内容になっています。

【日本語訳】
1:私の一生はだいたい10年から15年です。
あなたと離れるのが一番つらいことです。
どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しいのです。
2:あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。
3:私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せなのですから。
4:私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。
あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。
でも、私にはあなたしかいないのです。
5:時々話しかけて欲しい。
言葉は分からなくても、あなたの声は十分私に届いています。
6:あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。
7:私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。
私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと
決めているのです。
8:私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私
が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。
もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもし
れない。
それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。
9:私が年を取っても、私の世話はして下さい。
あなたもまた同じように年を取るのですから。
10:最後のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。
このようなことは言わないで下さい、「もう見てはいられない。」、「居た堪れ
ない。」などと。
あなたが側にいてくれるから最後の日も安らかに逝けるのですから。
忘れないで下さい、私は生涯あなたを一番愛しているのです。
★日本語に翻訳された文章には確定したものはなく、さまざまに翻訳された文章が書籍やサイトに掲載されています。
〈ウィキペディアより抜粋〉
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